【静岡大学】入試科目の配点や合格に必要なものは? | ナセバ進学予備校 浜松校

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【静岡大学】入試科目の配点や合格に必要なものは?

静岡大学一般入試の傾向と対策

静岡県に立地する国立の総合大学である静岡大学。

「自由啓発・未来創生」を理念に掲げ、質の高い教育と創造的な研究による、人類の未来と地域社会の発展に貢献しています。

静岡市駿河区にある静岡キャンパスには、人文社会科学部・教育学部・理学部・農学部・グローバル共創科学部が設置されています。

浜松市中区にある浜松キャンパスには、情報学部・工学部があります。

今回は、そんな静岡大学について、一般選抜の倍率や配点・傾向と対策などを解説します。

受験を考えている方は是非、参考にしてみてください。

静岡大学の学部入試の概要

静岡大学の求める学生像

静岡大学は、育てる人間像として以下のように掲げています。

静岡大学は、教職員、学生が共に「自由啓発」を基盤として、平和で幸福な「未来創成」をめざします。この基本理念の下、地球の未来に責任をもち、アジアをはじめ諸外国との関わりをもつ国際的感覚を備え、高い専門性を有し、失敗を恐れないチャレンジ精神にあふれた人格を育成します。こうした人格こそが、社会の様々な分野でリーダーとして、21世紀の解決すべき問題を追求し続ける豊かな人間性を有する教養人です。

また、求める学生像は以下のように記載されています。

失敗を恐れず若々しいチャレンジ精神をもち、人の意見によく耳を傾け、それに学び、協調性豊かに自己主張ができる人の入学を期待します。

静岡大学の学部入試の種類

静岡大学の学部入試は、一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜があります。

学校推薦型選抜は、ほとんどの学部学科において共通テストが課されます。

総合型選抜は実施しない学部・学科もあります。

静岡大学の一般選抜について

一般選抜の日程

静岡大学の一般選抜は、教育学部の一部の専攻・専修を除き、前期・後期ともに受験することができます。

2023年度(令和5年度)の一般選抜試験の試験日と合格発表日をご紹介します。

日程 試験日 合格発表日 学部
前期 2月25日 3月6日 人文社会学部
教育学部
情報学部
理学部
工学部
農学部
グローバル共創学部
後期 3月12日 3月21日 人文社会学部
教育学部(一部の専攻・専修を除く)
情報学部
理学部
工学部
農学部
グローバル共創学部

一般選抜の科目と配点

静岡大学の一般選抜の試験科目と配点を学部ごとに紹介します。

ここでは2023年度(令和5年度)の前期日程について解説します。

人文社会学部

学科 共通テスト 個別学力検査 配点合計
社会学科 5または6教科7科目
(600点)
国語(100点)
英語(100点)
小論文(100点)

計:300点 

900点
言語文化学科 5または6教科7科目
(750点)
国語(200点)
英語(200点)
小論文(100点)

計:500点 

1250点
法学科 5または6教科7科目
(600点)
国語(200点)
英語(200点)

計:400点

1000点
経済学科 5または6教科7科目
(900点)
国語(100点)
英語(200点)

計:300点

1200点

教育学部

学科 共通テスト 個別学力検査 配点合計
発達教育学専攻
初等学習開発学専攻
養護教育専攻
特別支援教育専攻
教科教育学専攻
 国語教育専修
 社会科教育専修
 数学教育専修
 理科教育専修
 技術教育専修
 家庭科教育専修
 英語教育専修
5または6教科7科目
(900点)
・国語(150点)
・数学(150点)
・英語(150点)
から2教科選択
小論文(150点)

計:450点 

1350点
教科教育学専攻
 音楽教育専修
 美術教育専修
 保健体育教育専修
5または6教科7科目
(900点)
小論文(150点)
実技(300点)

計:450点 

1350点

情報学部

学科 共通テスト 個別学力検査 配点合計
情報科学科 5教科7科目
(600点)
数学(300点)
英語(250点)

計:550点 

1150点
情報社会学科 5または6教科7科目
(850点)
英語(200点)
小論文(200点)

計:400点 

1250点
行動情報学科 5または6教科7科目
(900点)
英語(200点)
総合(200点)

計:400点 

1300点

理学部

学科 共通テスト 個別学力検査 配点合計
数学科 5教科7科目
(900点)
数学(400点)
理科(200点)

計:600点 

1500点
物理学科
化学科
5教科7科目
(900点)
数学(200点)
理科(200点)

計:400点 

1300点
生物科学科
地球科学科
5教科7科目
(900点)
数学(200点)
理科(300点)

計:500点 

1400点
創造理学コース 5教科7科目
(550点)
数学(100点)
理科(100点)

計:200点 

750点

工学部

学科 共通テスト 個別学力検査 配点合計
機械工学科
電気電子工学科
電子物質科学科
化学バイオ工学科
数理システム工学科
5教科7科目
(700点)
数学(400点)
理科(400点)
英語(200点)

計:1000点 

1700点

農学部

学科 共通テスト 個別学力検査 配点合計
生物資源科学科
応用生命科学科
5教科7科目
(900点)
数学(200点)
理科(200点)

計:400点 

1300点
グローバル共創科学部
学科 共通テスト 個別学力検査 配点合計
グローバル共創科学科 5または6教科7科目
(900点)
・国語(200点)
・数学(200点)
から1教科選択
英語(200点)
志望理由書(100点)

計:500点 

1400点

工学部以外は共通テストの配点が高めです。

まずは共通テストでしっかり得点できるようにしたいですね。

一般選抜の倍率

一般選抜の志願倍率を紹介します。

参照したデータは2022年度(令和4年度)一般選抜前期日程試験のものとなります。

  • 人文社会科学部 … 3.2倍
  • 教育学部 … 2.1倍
  • 情報学部 … 2.7倍
  • 理学部 … 1.9倍
  • 工学部 … 2.3倍
  • 農学部 … 3.0倍

グローバル共創学部は2023年度新設の学部のため、データはありません。

静岡大学に合格するには

ここからは、静岡大学に合格するために、必要な学力レベルや各教科の傾向と対策について解説します。

静岡大学のボーダーライン

一般選抜前期日程のボーダーラインを紹介します。

学科によりボーダーラインは異なります。

学部 共通テストボーダー得点率 個別学力検査ボーダー偏差値
人文社会学部 65~70% 50~52.5 
教育学部 53~64% 47.5~52.5
情報学部 62~67% 50
理学部 60~65% 50~52.5
工学部 59~62% 50
農学部 60~64% 50
グローバル共創科学部 62% 52.5

 静岡大学の受験対策

静岡大学の一般選抜について、個別試験(二次試験)の傾向と対策について説明していきます。

英語

学部 学科 大問数 解答時間
人文社会学部 全学科 80分
教育学部 全専攻
(一部専修を除く)
工学部 全学科
情報学部 情報社会学科
行動情報学科
情報科学科 6 100分

静岡大学の英語は、長文読解、文法・語彙、自由英作文が出題されます。

長文の難易度は標準的で、設問は主に内容説明と内容一致です。

記述式の解答に慣れておく必要があります。

文法では正誤問題が出題されます。

誤りを見つけるだけでなく、正しい語形や表現を答えなければなりません。

工学部以外では、与えられたテーマについて自分の意見を述べる120語程度の自由英作文が出題されます。

英作文は主張の展開の仕方が重要です。

英語の文章の書き方の型を身につける対策をしておきましょう。

数学

学部 学科 大問数 解答時間
教育学部 全専攻
(一部専修を除く)
3 80分
農学部 全学科
理学部 生物科学科
地球科学科
数学科
物理学科
科学科
創造理学コース
4 120分
情報学部 情報科学科
工学部 全学科

静岡大学の数学は学部・学科ごとに出題範囲が異なります。

大問が3つの場合は数学IIBまで、大問が4つの場合は数学IIIまで出題されます。

微積、三角関数、ベクトルは頻出分野です。

ほとんどの大問は2~4問の小問に分かれており、部分点を取りやすい構成になっています。

難易度は標準的なので、まずはチャート式などの網羅系参考書を完璧にして、過去問に取り組みましょう。

国語

学部 学科 大問数 解答時間
教育学部 全専攻
(一部専修を除く)
3 80分
人文社会科学部 社会学科
言語文化学科
法学科
経済学科
2 100分

人文社会科学部(社会学科・言語文化学科)と教育学部では、現代文・古文・漢文が出題されます。

古文は文法・現代語訳・内容説明が、漢文は書き下し分・現代語訳・内容説明が出題されます。

知識で解ける問題も多いので、古文・漢文は基礎をしっかり固めておきましょう。

人文社会科学部の法学科と経済学科は、現代文と、課題文の内容を400~500字で説明する問題が出題されます

現代文の小問でも250~300字の意見論述があり、記述量は多く時間との勝負になります。

模範解答と自身の解答を照らし合わせて、どの解答に必要な要素が抜けてしまっているのかを確認し、模範解答に近い答案を自分でも作れるようにしていいましょう。

意見論述は、演習した問題のテーマなどを復習すると同時に知識を蓄えておきましょう。

さらに現代社会の問題について、世の中の動きを追っておくとよい解答につながります。

理科

科目 大問数 解答時間
物理 3 80分
化学 4
生物 4
地学 4

【物理】

力学・電磁気は毎年出題されます。残り1問は、波動または熱力学です。

問題のレベルは基本~標準ですが、計算量が多く誘導式であるので、前半でミスをすると後半の問題でほとんど得点できません。

物理のエッセンスなどの基本レベルの問題集をやりこみながら、計算を速く正確にできるようにしていきましょう。

【化学】

理論化学2題、無機化学1題、有機化学1題の構成です。

文章量は多いですが、標準レベルで典型的な問題です。

空所補充や物質の性質に関する記述問題など、知識が問われる問題が多いので、リードLightノートなどで基礎固めをしておきましょう。

【生物】

穴埋め問題と記述問題が出題されます。

記述問題は「~について説明しなさい。」という形式で、知識と記述力の両方が求められます。

まずは教科書レベルの基礎知識を徹底的に覚えましょう。

 

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