音楽を聴きながら勉強するのはアリ?ナシ?
2020.12.23 勉強法

勉強中に音楽を聴いている人、けっこう多いんじゃないかと思います。
カフェで勉強中の高校生を見かけると、けっこうな割合でイヤホンやヘッドホンをしています。
今回は勉強中の音楽の効果について、メリット・デメリット両方を考えてみます。
まずはメリットから。
【メリット 1】テンションが上がる
お気に入りの音楽は気分を高揚させます。
テンションが上がれば、勉強のやる気アップにもつながります。
【メリット 2】リラックスできる
心地よい音楽は、リラックス効果によりパフォーマンスが高まる場合があります。
手術を担当する外科医がリラックスできるように、手術室で音楽をかけているところもあるそうです。
【メリット 3】雑音を遮断する
イヤホンやヘッドホンで、周りの音をシャットアウト。
周りの会話や雑音を遮断して、集中できる環境を作ります。
次にデメリットを挙げていきます。
【デメリット 1】集中力が分散する
勉強には視覚を使い、音楽には聴覚を使います。脳はこれを同時に処理しようとします。
特に歌詞があるものは要注意。
脳内は歌詞を聴くことにかなり使われてしまいます。
【デメリット 2】無音の環境で落ち着かなくなる
試験会場は音楽が流れていません。
普段から音楽がある状況に慣れ過ぎてしまうと、無音の環境で実力が発揮できないことになりかねません。
というわけで、音楽と勉強の上手な付き合い方は…。
●勉強中に聴くなら歌詞のないものを
クラシックやゆったりめのジャズなどの歌詞のないものであれば、集中を妨げることはないでしょう。
また、波の音などの自然音もほどよいリラックス効果があります。
Cleverの自習室は、森の中にいるような音を流しています。
●テンションを上げるために聴くなら勉強を始める前に
試合前のスポーツ選手はよく音楽を聴いています。
好きな曲を聴いて自分を鼓舞したり、逆に緊張をやわらげたりといろいろな効果が。
音楽を聴いてテンションを上げてから、勉強に取りかかるようにしてみてはどうでしょうか。
また試験前のルーティンとして聴くのもよいかと思います。