効果バツグン!人に教える勉強法
2020.09.30 勉強法

中間テストが近づいてきました。
テスト勉強を頑張る高校生に、とても効果の高い勉強法を紹介します。
ズバリ、人に教える勉強法です。
よく言われている勉強法なのでなぁんだと思われたかもしれませんが、これは本当に効果的です。
校舎長は高校生の時に身をもって体験しました。
その話を少しだけさせてください。
私はセンター試験(共通テストの前身の試験)の物理で満点を取っています。
こう書くと「物理が得意だったんでしょ。」と思われるでしょうが、とんでもない。
高校の最初の物理のテストは100点満点中40点。とても物理が得意だなんて言える点数ではありません。
ちなみに再テストにひっかりました。
そんな私に、次のテスト週間のとき友達が「物理を教えてほしい」と声をかけてきました。
今でもナゾです。なんで私だったのか?
しかし頼まれたらイヤとは言えない性格。
テスト範囲をしっかり勉強し、どうしたらわかりやすく伝わるか懸命に考えました。
友達は喜んでくれました。テストの点も上がったそうです。
もちろん私のテストの点も。
このテスト前の私の物理勉強会は恒例となり、次第に人数が増えていきました。
そのうち5・6人を前にして黒板で授業までするようになりました。
これは大学入試まで続き、気がつくと満点を取るまでに物理が得意になっていたのです。
勉強ができるから教えられるのではなく、教えることで勉強ができるようになった、ということです。
人に教える勉強法のよいところは
・説明できない所は自分が理解できていない所。勉強すべき項目がわかる。
・説明することで知識があいまいなところに気づいて、わかったつもりを防げる。
・筋道を立てて説明するので、単なる暗記よりも忘れにくくなる。
・声に出して説明するので、視覚&聴覚を刺激。脳に定着しやすくなる。
進学校はこういう教え合いの雰囲気ができているので、学習効果が高いのだと聞いたことあります。
実際そうだと思います。
しかしそうそう友達に付き合ってもらうわけにも…という場合には、一人でエア授業でも効果があります。
自分の部屋で、誰かが目の前にいるつもりで説明するだけでも十分です。
京大出身の芸人、ロザンの宇治原史規さんもエア授業を実践していたそうです。
今回のテスト勉強から、人に教える勉強法をぜひ取り入れてみてください。